熱烈片思い



「なぁ、。俺の彼女にならへん?」
「もう、村上君ったら。何言ってるの?」


 なんやねん。
 いつもそうや。
 俺が告ってもOKしてくれへん。
 こないに好きなのに。
 どないしたらええ?
 どないしたらは俺のこと好きになってくれるんや?
「ヒナー!どないしたんや?えらい暗いで~!あ!分かった!またにふられたんやろ?昨日デートや言うとったもんなぁ~」
「…横山さん?今、ものすごーく傷つくことを故意に言われてもーた気がするんですが、気のせいでっしゃろか?」
「なんや。やっぱりそうなんか」
 …コイツ。
「やっぱり言うなや」
 もんのすごく傷つくやねんけど。
「いいかげん、諦めたらどうなんや?会うたびに告られよったら、ちゃんもウザイやろー」
 う。
 ウザイ?
 やっぱ、ウザイんやろか。
 確かに会うたびに「付き合うて」とか「好きや」とか言うとるけど。
 やけど、俺、ちゃんに会えるなんて二週間に一回くらいなんやし。
「なんや?ヒナも一丁前に落ち込むんか?これは意外な展開ですなぁ」
 ぉぃ。
 それはヒドすぎやないか?
「ええねん。確かに告ってもOKはしてくれへんけど、遊ぶの誘っても嫌やって言われたことないし、現に、昨日やって一緒に飯食ってて楽しそうにしとったし。俺にはそれで充分やねん」
 そうや。
 ちゃんは俺と一緒にいて楽しそうや。
 それに、一緒に遊んでくれるいうことは、嫌いやないて思ってええやんな?
「充分やったら告るなや」
 す、するどい。
 横山さんはボケちゃいましたっけ?
「まぁ、ええわ。ヒナがちゃんのことをどう思ってても俺には関係あらへんし」
「そうでっしゃろな」
 なんか、ものすごーく態度がムカツクんですけど?
 って、あれ?
「横山さん?」
「なんでっしゃろか、村上さん?」
「なんでそないにオシャレな格好してはりますの?珍しい」
「そりゃ、デートだからに決まっているじゃありませんか、村上さん」
「はぁ?」
 デート?
 ヨコが?
 誰と?
「いやぁ、楽しみですわ。久しぶりのちゃんとのデート」
 ん?
「今、何て言わはりました?」
「デート」
「誰と?」
ちゃん」
「なんやてー!?」
 どういうことや?
 デートやて?
 ヨコとちゃんがか?
 そんな。
「悩め悩め、青少年」
 何嘲笑ってんねん!?

コンコン

 誰や?
 こんな時に。
 俺ら以外のメンバーはもう帰ったんちゃうんか?
「おじゃましまーす」
 …この声。
 ちゃん!?
「横山くーん。迎えにきたよ~」
ちゃん!いらっしゃい!悪いね、来てもろうて」
「いいって。お仕事頑張ってるんだから、ね?」
 なんでやろ。
 目の前にちゃんがおる。
 そやけど、俺、声もかけられへん。
 やって、ちゃん、ヨコに笑顔向けとる。
 俺の存在に気づきもせぇへん。
 そりゃ、俺の片思いかもしれへんけど。
 やからって、こんな現実、ツライで…。
「あ、村上君!」
 ちゃんがこっち向いた。
 俺に気づいた?
「昨日はありがとう!すごく楽しかったよ。また一緒に遊ぼうね」
「お、おぅ」
 そう答えるのが精一杯。
 信じられへんねん。
 ちゃんが、俺以外のメンバーと楽しそうにしとるなんて。
 嫌や。
「ちょっと、ちゃん。今日は俺と遊ぶんやろ?ヒナとばっかり話さんといてーな」
 すっごい不機嫌な顔のヨコ。
 俺、ちっとも気づかへんかった。
 コイツもちゃんのことが好きやったなんて。
「ごめんごめん、横山君。でも、ホラ、今から村上君はお仕事なんでしょ?挨拶くらいいいじゃない」
 は?
 仕事?
 俺が?
 気のせいじゃなかったら、この仕事で今日は8人そろってお終いですよね、横山さん?
「せや、ちゃん」
「なぁに?村上君」
 ヨコの顔は慌ててる。
 ふーん。
「誰が休みや言うたん?」
「え?横山君が」
 やっぱりか。
「それで?」
 こういう時は俺の笑顔が役に立つ。
「私、みんなで一緒に遊びたいなって思ってたら、ちょうど横山君から連絡あって。でも、横山君以外のメンバーは今日遅くまで仕事があるって言うから」
 ちょっと困った顔してるちゃん。
 そんな顔も可愛いなぁ~。
 って、そうじゃなくて。
「なぁ、ちゃん。俺、この後仕事ないんやけど」
「え?本当?雑誌の取材じゃなかったの?」
 横山さん、嘘吐き過ぎちゃいますか?
 そこまでして俺らをちゃんから離したかったんですかいな。
「あ、あれや!取材は中止になってん!な、ヒナ?」
 思いっきり声が裏返ってますよ、ウソツキ横山さん?
「そうだったの?」
 嬉しそうにちゃんが言う。
「ま、そういうこと(にしといてやりますか)」
 語尾の方はちゃんには聞こえない大きさで呟いた。
「じゃぁ、村上君もいっしょに行こうよ!」
「えー!?」
 あ、ヨコの口があり得ない大きさに開いとる。
 なんか、すっげー勝った気がするねんけど。
ちゃん??」
 横山さ~ん、顔、情けないですよー?
「だって、本当はみんなと一緒に遊びたかったんだし。それに、人数多い方が楽しいじゃない?」
 満面の笑み。
 ヨコ、撃沈。(爆笑)
 ナイス、ちゃん!!
「今日は三人で遊びますか」
 ヨコ邪魔やけど。
「うん!」
 ちゃんが喜んでくれとるみたいだから、許す。(笑)
「そんなぁ~」
 あ、ヨコが崩れてもうた。
「横山くん、どうしたの?」
「な、なんでもあらへん」
 ちゃんの言葉にヨコが力なく笑っとる。
 ざまぁみろ。
 しょうもないことするからや。
 このウソツキが!!
「なぁ、ちゃん。マジで俺と付き合わへん?ヨコみたいにウソツキちゃうし」
「ウソツキ?」
 不思議そうにちゃんが首をひねる。
「なな、なんでもあらへんよ!?」
 ヨコ、汗だくやんか。
ちゃん!ヒナなんかやなくて、俺と付き合ってーな!!」
 って!
 オイ!!
「もう、二人とも何いってんのー?」
 あー、ちゃん笑いすぎ。
「8って、告白するのが流行ってるの?会うたびにみんなそればっかり」
 え?
 みんな?
「待って。みんなって、他のメンバーも同じようなこと言いよるん?」
「うん」
 あっさり肯定しよるし!!
 なんやねん!
 正直にメンバーに相談しよった俺がアホみたいやないか!!
 みんな隠れてちゃんのこと狙っとったんか!?
 許さへん。
 絶対に許さへんで。
「ね、時間もったいないよ?行こう?」
「せやな。行こうか」
 今日はとにかく他のメンバーのことを聞き出そう。
 ほんで、帰ったら作戦立てな。
 絶対に他のメンバーにちゃん渡さへんからな!!



あとがき
きました!ついに関ジャニ∞!!(爆)
なんだかなぁ。ヒナとヨコが前から好きは好きだったけど、ここ数日ブレイクしてます。!自分の中で。(笑)
あと、関西弁おかしかったらゴメンです。
またそのうち書くかもね~。
…その前にV6増やせてないっつーの。(汗