愛を語ろう。
「僕らの愛は永遠だよね?」
そう言って笑った忠義は、思わず殴りたくなるくらい可愛かった。
「なんで!?なんで殴るん!?」
忠義が私を見上げている。
「だって、可愛かったから」
「はぁ?何やそれ。意味が分からへん」
忠義が眉を寄せる。
「そう?」
「普通そう思ったら抱きつくとかキスするとかやろ!?」
「……それもどうかと思うけど」
なんていうか、忠義は子供にしか思えない。
そんなところが可愛くてしかたない。
「僕は、君のことが好きやねん」
訴えてくる忠義。
「知ってるって」
ウザくなるくらい言葉にしてくれるから。
「好きやねん!」
「……大阪」
「なんでやねん!!」
なぜか夫婦漫才。
シリアスになれないんだよね。
関西人なのがいけないのかなぁ?
ボケたくなるって言うかさ。
ツッコミいれたくなるって言うかさ。
だから殴っちゃうのかも。
「ね、忠義」
「な、なんや?」
「関西弁、やめてみない?」
あ、忠義固まった。
「もしもーし」
「それは、どういうことですか?」
解凍後は引きつった笑顔。
「関西弁じゃなかったら、忠義のこと、もっと愛せるかも」
「マジで!?」
忠義がブツブツ言いながら悩んでる。
「ええと、本当に、僕が、標準語を話したら、もっと愛して頂けるんでしょうか」
カタコトだよ、忠義。
しかもイントネーション微妙。
「なんか気持ち悪い」
「なんで!?僕かんばってるのに!!」
あ、忠義涙目だ。
「泣かないの。男の子でしょ?」
「泣いてへんもん!……まだ」
……まだ、ね。
「もういいよ、どやったって忠義は忠義なんだし」
「もう!わけのわからんこと言わんでくれます?」
分かんないかな?
分かんないかも。
「つまりね、忠義っていう存在は渋谷くんだったり横山くんだったりはしないってこと」
「余計分からへんって」
あ、やっぱり?
私も分かんなかったもん。
「えーと、相手が忠義だから殴っちゃうってこと。村上くんだったら殴らないってこと」
よくやった、私!
比較的わかりやすいぞ!
「それ、僕のこと嫌いって言ってます?」
忠義には理解できなかったか……。
「もう、忠義のこと愛してるって言ってんの!!」
ストレートに言わなきゃホント分かってくれないのね。
「ええええ!?マジで!?」
驚きすぎじゃないですか、忠義さん。
「嘘のがいいの?」
思わず意地悪いいたくなるじゃない。
「いえ!真実だと信じたいです!」
素直なトコも可愛いなぁ。
忠義が抱きついてきた。
「やっぱ好きゃねん」
仕方ないなぁ。
たまには素直に言葉にしてやるか。
あ!
そうだ♪
「すきや……ねん」
「何で!?何で横山くんのモノマネなん!?」
あとがき
自分でよくわからないのですが、大倉さんです。
なんで?
基本的に、「好きやねん、大阪」ベースです。(笑)
なんだかよこわからない話でした。