撮影後のファミレスにて
「ニノ!」
呼ばれて振り返ると、がいた。
「っ!」
俺より先に翔くんが名前を呼ぶ。
ちくしょう!
先越されちまった!
「あ、翔くん!」
は翔くんを見つけて驚いた顔してる。
「、久しぶり」
俺は極上のアイドルスマイルでに声をかける。
「うん。久しぶりだね。でも、ニノと翔くんの二人でこんなとこいるなんてめずらしいね」
こんなとこ=ファミレス。
「まぁね。雑誌の撮影がさっき終わってさ。腹減ってたから」
翔くんがこたえる。
って、さっきから俺、トロくない?(汗)
「でも、何でこの二人?」
はまだ首を捻ったままで。
さっきから、翔くんとばっか話してない?
ヤバイ!
俺も喋らなきゃ!
「あのさっ!先に五人で撮影したんだけど、そんで、その後、ピンで撮影でさ、一番が俺で、次が翔くんで、松潤で、相葉ちゃんで、あれ?大野くんだっけ?」
「意味分かんねぇよ」
翔くん…。
俺も分かんなくなってきた…。
「過程はいいけど、まとめてくれる?」
が苦笑いしてるし…。
「えと、俺と翔くんで先にご飯食べることにしました」
こ、これでいいのかな?
「それは結果じゃん」
翔くんのお言葉。
そ、そんなぁ。
俺、頑張ったのになぁ。
「いいよ。なんとなーく分かったから」
~!!
優しいっ!
大好きっ!
愛してる!
「ニノの言葉が理解できるなんて、さすがだね」
それはないよっ!
翔くんっ!
「ニノ、すごい顔になってるよ?」
に笑われた。
そんなぁ!
「ってか、いつまで立ってんの?座りなよ」
また翔くんに先こされた!
「いいの?」
「当たり前じゃん」
なんか、この二人だんだんいい感じになってない?
ヤバイよ!
しかも、翔くんの隣に座るしぃ~!
「もう注文したの?」
「ううんっ!まだだよっ」
あー、俺声が焦ってるよ…。
「そっか。実は私もまだ食べてないから、ご一緒させてください」
「もちろんっ!」
と一緒にご飯なんて、すっげーうれしいんだけど!
「は何にするの?」
翔くん、言いながらメニュー広げてあげてるし…。
お、大人だ。
さすが慶応ボーイ。
負けてる。
俺、完全に負けてるじゃん!
「じゃあ、コレにしようかな」
「チキンドリアか」
、ドリア食べるんだぁ。
「翔くんは?」
「俺?俺は…そうだな、和定食にしよう」
し、渋いです!櫻井さん!
「ニノは?どうすんの?」
「あっ!じゃ、じゃあと一緒で」
あわてて答えたら、ちょっと声がひきつった。
「了解。じゃ、注文するな」
翔くんが店員を呼ぶ。
何やってもカッコイイ。
、俺のこと、どう思ってるんだろ?
翔くんの方が大人だし、格好良いし。
でも、、顔は相葉ちゃんが好みだって言ってたっけ?
松潤は松潤で格好良いし。
リーダーが一番早くと出会ってる。
それ以前に俺の知らないの知り合いたくさんいるわけだし。
ますますライバル多くない?
「…でよろしいですか?」
あ、俺が考えてる間に翔くん注文してくれてるし。
「お姉さん、ペペロンチーノ追加ね」
ウェイトレスの後ろから声。
「潤くん?」
松潤だ。
「早かったな」
「まぁね。ってか、なんでいるの?」
「偶然だよ。店の外からニノが見えたから。何?迷惑?」
が膨れっ面。
松潤、俺の隣に座るし。
の正面とられた!!
「いいえ。お姫さまにお会いできて光栄です」
にっこり笑うって反則じゃない?
それでなくても、そういうキザなセリフ似合う希少な人間なのに。
俺が言ったら笑われるだけなんだぞ!?
しかもうれしそうだしぃ。(涙)
「、髪切った?」
え?
松潤?
「うそ?何で分かったの?」
マジで!?
全然気付かなかった!
「俺が気付かないわけないだろ?」
やっぱキザ!
「少し揃えただけなのに?」
「の変化ならすぐに気付くよ」
どうして!?
何で年が同じなのにコイツこんなに大人っぽいの!?
「ニノ?」
が俺を見てた。
「どうかしたの?さっきから黙ったままだよ?具合悪い?」
へ!?
「そっ、そんなことないよ!ちょっと考え事してただけ」
について。
なんちゃって。
「そう?」
が心配そうな顔してる。
優しいなぁ。
「へぇ。ニノでも考えることあるんだ?」
「翔くん!それヒドくない!?」
俺だって考えることあるって!
「そうだよ。ニノはニノなりに精一杯生きてるんだからさ」
「ま、松本さん?」
それ、ひどくないですか?
、笑ってるし。
なんだかなぁ。
笑ってるは好きなんだけど…。
~♪♪♪♪~
聞き慣れた着メロが。
俺の携帯だ。
開いてみる。
「メール?」
翔くんがのぞいてくる。
見せないよ?
「うん。あ、相葉ちゃんからだ」
「何だって?」
隣で松潤が言う。
「読むね。『もうすぐ大野くんも終わるからまだご飯食べてるなら合流しようと思うんだけど、どう?』だって」
「え!?相葉ちゃんと大ちゃんもくるの?嵐揃うね!」
、楽しそう。
うれしそう。
「がいるって返信してやれば?飛んでくるよ」
松潤がクールに言う。
でも、確かに飛んできそう。
あの二人もが好きだし。
「じゃぁ、そう返信しとく」
俺はメールを打ちはじめる。
『実は今、も一緒だよ。ご飯は注文したけどまだでてきてない状態デス』
よし。
これでOK。
そ~しんっ!
「送ったよ」
「おぅ。ご苦労様」
翔くんが笑った。
~♪♪♪♪~
また?
でも、今度は俺のじゃない。
のだ。
「もしもし?」
今回は電話だったみたい。
「誰?」
たずねる。
「相葉ちゃん」
「「「はぁ!?」」」
思わず三人でハモっちやったじゃん!!
メール見て、すぐかけてきたな。
っとに、相葉ちゃんは。
なんか、楽しそうに話してるし。
ちょっとムカツク。
なんで松潤と翔くんは余裕なの?
のこと本気じゃない?
それなら有り難いけど、そうじゃなかったら?
自信の表れだったら?
俺だけ動揺してんの?
余裕ないの?
ヤバくない?
つか、ヤバすぎ!!
「チキンドリアお待たせしました」
ウェイトレスのお姉さんが俺との料理を運んできた。
「あ、料理きた!食べたいから、電話きるよ?」
、食べ物には目が無いからなぁ。
相葉ちゃんはちょっとかわいそうだけど、これでやっとが電話切ってくれた。
「先に、食べる?」
俺は、早く食べたいであろうのために提案する。
「いいかな?」
上目遣いに俺たちを順に見る。
「いいに決まってんじゃん?」
翔くんがほほえむ。
「冷めないうちにどうぞ」
松潤は静かに笑う。
「食べよ?」
俺はに満面の笑みを向ける。
でも、あとの二人に負けてる気がするのは気のせい?
「じゃあ、いただきますっ」
の表情が変わる。
ホント、食べてるときのって幸せそう。
こういう表情、もっと見ていたいって思う。
ねぇ、。
俺はにとってどんな存在?
俺はの笑顔が大好きなんだ。
もちろん、どんなも好きなんだけど。
愛してるんだ。
たぶん、気付いてないだろうけど。
「ニノ、食べないの?」
が不思議そうに俺を見てた。
「食べるよ。食べる」
俺はドリアを食べはじめる。
翔くんと松潤はじっと俺のドリアを見てる。
食う気!?
俺のチキンドリアは渡さないっ!
「何がっついてんだよ」
翔くんがあきれ顔。
「ガキ」
ま、松潤同い年じゃんっ!?
「いいじゃない、ニノらしくて」
?
それ、フォローになってないよ…?
「ペペロンチーノ、お待たせしました」
あ、松潤のだ。
「マジで?俺最後かよ」
翔くんが毒づいてる。
「ちゃ~んっ」
ん?
この声は…。
「あっ相葉ちゃん!?」
何でいきなりに抱きついてんの!?
嫌がってんじゃん!
「ちょ、もう、何やってんだよ!?」
大野くん登場。
やっぱ、この人は出遅れるのね。(苦笑)
「いらっしゃい」
が大野くんに声をかける。
つか、相葉ちゃん、もうの隣に座ってるし。
早っ!!
なんなんだよ、もう。
「もう、食べはじめてるんだね」
松潤の隣に座りながら大野くん。
「っていうか、ニノとちゃんもう食べおわるじゃん」
相葉ちゃんが言う。
「和定食、お持ちしました」
ウェイターがテーブルの上に置く。
「あ、追加注文!」
相葉ちゃんが手を挙げる。
…目の前にいるのに。
「はい、どうぞ」
「俺ピラフね」
相葉ちゃんが満足気に言う。
「大ちゃんは?」
が尋ねる。
「じゃ、和定食で」
チラリと翔くんの和定食を見て大野くん。
「かしこまりました」
翔くんが大野くんをにらんでる?
「真似?」
「だって、おいしそうだし」
しどろもどろだよ、リーダー!!
「ニノもの真似じゃん?」
松潤が一言。
「だって、うまそうじゃん?」
っていうか、と同じのが食べたかっただけなんだけど。
「大宮SKだな」
「全然関係ないじゃん!」
意味わかんないよ、相葉ちゃん!
「大宮SKだしな」
翔くんまで!
「まあ、それはおいといて。全員と会うの久しぶりだね」
「そうだね」
ん?
と、いうことは…。
バラバラでなら会ってると?
「こないだのカラオケ楽しかったよ!」
あ、相葉ちゃん!?
「ちゃん歌うまいし」
大野くん!?
もしかして、三人で行ったの!?
「そんなことないって!お世辞やめてよ。ぞそうだ。潤くん、いつも電話してくれてありがと」
へ!?
「が元気ないとつまんないだろ?」
松本さんまで!
「、また飲みに行こうな」
翔くん!?
「うん!すっごく楽しかった!また誘ってね!」
ちょっと待て?
俺、ものすご~くみんなに負けてない?
ここの所、そこそこメールのやりとりしてるだけだったんだけど。
なんてこった!
で、でもめげない!
だって、を愛する気持ちだけは絶対誰にも負けてないもん!
を愛してるもん。
何が何でもあきらめないもんね。
「!」
「何?」
「あ、あ…アイスでも食べない?」
告白する勇気はまだないけど。
あとがき
遂に嵐のお話を書いてしまいました!!
なぜかニノ視点だし。でも全員出てるし。どうなのよ。(爆)
もしかしたらこれからも嵐書くかも?どうだろ。大宮SK書いてみたいかな。(笑)