当たらない
「ちっくしょー!!!!」
家に帰ってまず聞こえたのが、の叫び声。
「?どうしたの?」
「あ、ニノ。おかえり」
携帯をたたみながらが答える。
「あ、うん。ただいま」
って、いや、オレも返事してどーする。
「来てたんだね」
「うん。おかーさんが待ってていいって」
「そっか。で、そのお袋は?」
玄関に靴、無かったけど。
「暑いからアイス買ってくるって」
「あ、そう」
自由な人だなぁ。
「ところで、さっき何してたの?」
「別に。暇つぶし」
…暇つぶしって。
それで叫ばないだろ。
「なによ。そんな目で見ないでよ」
「え?」
そんな目って…。
酷くない?
「、さっき叫んでたじゃん」
「…あ、きこえてた?」
って、いきなり照れた顔するんだ?
可愛いけどね。
そういうところ、好きなんだけど。
っていうか、あれだけ大声で差遣出て聞こえないはずないのに。
っとにってば。
「で、なにが「ちくしょう」なの?」
「たいしたことじゃないよ」
…たいしたことじゃないのに叫ぶのかよ。
「だから、何?」
は言いたくなさそうにしてるし。
あーもう。
ハッキリして欲しいなぁ。
「ニノ、怒ってる?」
「は?」
何を突然きいてくるんだよ、は。
「あのね、実はね」
いや、話途切れちゃうのかよ?
「懸賞当たらなくて」
「何が?」
「…QUOカード」
く、QUOカード?
どっかできいたことあるなぁ。
携帯の懸賞で…。
「あのさぁ、もしかして、それって」
「そーよ!pinoの懸賞よ!悪い!?」
何で逆ギレ!?
「当たんないんだもん!全然当たらないの!」
うわー。
そろそろマジギレ?
「わーったよ!落ち着けよ」
「何よ」
「QUOカードだろ。頼んでみるよ。一枚くらいなら貰えると思うし」
「ほんと!?」
うわー、目が輝いちゃってるよ。
「本当だって」
「ありがとう」
満面の笑み。
あー、こりゃ貰えなかったときは地獄かな。
あとがき
ニノの謎小説。あははははは。
まぁ、深く考えずにいきましょー☆☆