Happy Birthday
「すみません!すっかり忘れておりました!!」
会った瞬間、思いっきり頭を下げた。
「はぁ?もう、おまえ友達失格!」
ヨシヒコは、怒っている。
当たり前だ。
「面目ない…」
そう、私は友人であるヨシヒコの誕生日の存在を見事に忘れていたのである。
友達失格と言われても言い返せない。
「おまえが誕生日の時は盛大に祝ってやったのに」
ええ。
それはもう、盛大に祝って頂きましたとも。
「その節は、ありがとうございました」
「全く、恩を仇で返すとはこのことだな」
う。
「申し訳ないです…」
返す言葉もないですよ。
本当に。
「んで?どう責任を取るのかな?」
うあー。
笑顔なのが逆に怖いんですけどー?
「え、えと、こちら、献上品でゴザイマス」
プレゼントは結構前に買ってたんだよね。
渡す日付を忘れただけで…。
「何で2つあんの?」
「そ、それはですね。以前から誕生日プレゼントとして購入して準備していたものと、お詫びの意志を形にしたものでありますです」
ものを渡す位しか、もう謝罪の意志を表せないんで…。
「そっか。誕生日の存在は覚えてたのか」
「は、はい」
結局忘れちゃったけど…。
「じゃぁ、許す」
「え!?」
マジっすか!?
よかったー!
「来年は忘れんなよ?」
「も、もちろんです!!」
「よし!」
ヨシヒコ、笑顔だ。
「29歳、オメデトウゴザイマス。どうか、今年も素敵にヨシヒコらしくいて下さいマセ」
よ、ようやく言えたよ。
「おぅ」
忘れててゴメン。
でも、本当におめでとう!
あとがき
えと、友達設定です。
だって、もう、よしくんは恋人設定で書かないって決めたしー。
そんで、遅くなってゴメンなのでした。