Happy Birthday



「もう四回目だ」
「ん?何が?」
「こうやって、博の誕生日一緒に祝うの」
「そっかぁ」
「あっという間だったよね。もう四年も一緒にいるんだ」
「僕は、どっちかっていうと、まだ四年って感じかな」
「まだ?」
「うん。なんかさ、もっとずっと長い間、一緒にいたような気がするんだ」
「もっとずっと?」
「そう。なんか、今じゃ一緒にいるのがあたりまえじゃない?」
「そうだね」
「だから、一緒にいなかった時があったってことも忘れちゃってた」
「忘れるほど昔じゃないのに」
「そんな昔じゃないはずなんだけどね」
「三十四歳、おめでとう」
「ありがとう」
「そっか、三十四か」
「どうかした?オヤジになったーとか言うのはナシね?」
「違うよ。そうじゃなくて」
「よかった」
「私が知ってる博って、三十代だけなんだなぁって」
「あぁ、そうなるね」
「ちょっとジェラシー」
「えぇ!?」
「十代の博も、二十代の博も、知りたかったな」
「いぃよ、知らなくて」
「えー?」
「そのかわり、これから先は全部知れるわけだし」
「なにそれ?口説いてるつもり?」
「さぁ、どうでしょう?」
「いいもん。二十代は健くんで堪能するもん」
「なにそれ。意味分かんないんだけど」
「うん、分かんないね」
「まぁさ、とにかく、今年も一緒にいようねってことで」
「うん。一緒にいようね」



あとがき
最近サイトの更新が滞りすぎですが、生きています。
見捨てないでやって下さい。 博、お誕生日おめでとー!!!!!!!