ゆめのかよひぢ
「住の江の岸による浪よるさへや ゆめのかよひぢ人めよくらむ」
「何語?」
「日本語」
「いや、まぁ、そうだろうけど」
「和歌よ、和歌」
「なんか、大昔にそういうの学校で習った気もするけどさ」
「平安時代の恋の歌よ」
「ふーん。全然意味わかんねぇ」
「私もよくわかんない」
「じゃぁなんでそんな言葉いきなり言うわけ?」
「なんでだろ?」
「おいおい」
「ふと、出てきたのよ。ホラ、高校生の時に教科書に載ってたから覚えちゃったの」
「よくそんなの覚えるな」
「たまたまでしょ」
「たまたまで外国語覚えらんねぇよ」
「日本語だってば」
「大昔の言葉だろ?外国語と変わんねぇよ」
「そう言われると困っちゃうけど」
「でもさ、どんな意味なんだろうな」
「思い出せないんだよね」
「ま、いっか」
「千年も昔の人の気持ちだもんね」
「俺には関係ねぇよ」
「剛の気持ちは……そうね。関係なさそう」
「なんだよそれ?」
「私には関係あるかもってこと」
「意味わかんねー」
「住の江の岸による浪よるさへや ゆめのかよひぢ人めよくらむ」
「あーはいはい」
「次は何時会えるかな?」
「わかんねぇ」
「剛は忙しいもんね」
「悪いな」
「いいよ、会えるなら」
あとがき
えと、歌の意味は自分で調べて下さい。(爆死)
普通の会話っぽいケド、女の方はすっげー辛いんだって事。
そんな感じ。(意味不明