いつもの朝
「おはよ」
あくびをしながら、剛くんが現れる。
「おはよう、剛くん」
私は、仕事の準備を終えて、食事を準備していて。
穏やかで、暖かな朝。
「ごはん、食べる?」
のそのそ歩く剛くんに問いかける。
「うん」
椅子に座りながら、答えてくれる。
テーブルに朝食を並べる。
私は、剛くんの向かい側に座る。
「……いただきます」
剛くんがつぶやく。
いつも、私が席につくまで待ってくれている。
「いただきます」
私も、食べはじめる。
「剛くん、今日も晩御飯はいらないの?」
いつもこの曜日は、剛くん遅くなるから。
食事をして帰ってくることが多くて。
「ゴメンな、いつも遅くて」
すまなさそうに、剛くんが言った。
「ううん。だって、お仕事でしょ?」
ごはんのことを確認するだけのつもりだったのに、剛くんは私のことを気遣ってくれる。
「できるだけ、早く帰ってくるから」
小さな声で、だけど、真剣な目で私を見て言ってくれる。
「ありがとう」
なんだか、嬉しくなって。
剛くんは、そんなに沢山しゃべるわけではないけれど、とても優しくて。
そうして、ご飯を食べ終えたら、私のほうが仕事が早くはじまるから、先に部屋を出て行く。
「いってきます」
玄関から、リビングにいる剛くんに声をかける。
「いってらっしゃい」
返ってきた穏やかな剛くんの声に、思わず頬が緩む。
それだけで、今日は幸せな一日になる。
あとがき
復活して長野さんしか書いてなかったので、他の人を!と思ったら、手が勝手に剛くんを。
准くんの希望の声と、健くん書こうという目標が何故か。
要するに、森田さんが好きなんでしょうね、私w