キスがしたい
博に会いたい。
博に会いたい。
最近、博は忙しい。
わかってる。
だって、博は私だけの博じゃないから。
アイドルだもん。
仕方ない。
ずっと、一緒にいられない。
分かってる。
ちゃんと、分かってるよ。
だけど、寂しいの。
恋しいの。
会いたいの。
ずっと一緒にいたいの。
ワガママだって分かってるけど。
博の側にいたいの。
隣にいたいの。
ずっとずっと、一緒にいたいの。
離れたくないの。
離れたくないよ。
会いたいよ。
会いたいの。
博を感じたいよ。
あったかい腕に抱かれたいよ。
博のこと、感じたいよ。
博に触れたいよ。
でも、会えない。
会えない。
会いたいけど、会えない。
会いたい。
せめて、博の声が聴きたいよ。
電話でイイから。
ねぇ、博。
もしも、少しでも時間があるのなら。
連絡、頂戴?
寂しくて、死んじゃうよ。
だから、お願い。
夜。
もう、夜中って言った方が良いような時間。
博が、電話をくれた。
『?』
「…博」
『ごめんね、なかなか連絡とれなくて』
「ううん。だって、お仕事でしょ?」
『そう、なんだけどさ』
「仕方ないよ」
『いつも、寂しい思い、させてるよね』
「大丈夫だよ」
『ホント?』
「うん」
『ウソでしょ?だって、俺、寂しいもん』
「博が?」
『うん。当たり前だろ?
と離れてるんだから』
「嬉しい」
『愛してる』
「私も、愛してるよ博」
『会えなくて、ゴメン』
「ううん」
『会いたいよ』
「うん」
『電話って、遠いよね』
「だけど、さっきよりは近いよ」
『そうだね』
「ねぇ、博」
『何?』
「キス、して?」
『…イイよ』
そこに、博はいないけど。
私は一人だけど。
やわらかな唇はないけど。
ぬくもりはないけど。
だけど、そこに博を感じるの。
いないけど、いるの。
遠いけど、近いの。
目をつぶれば、そこに博がいるの。
電話で繋がってるの。
本物のキスじゃなくても、ほんの少しだけ近づけるから。
『あ、時間だ』
「仕事?」
『ああ。まだ、終わらなくて』
「頑張ってね」
『うん』
「じゃぁね」
『また、電話するから』
「待ってる」
『おやすみ、』
「おやすみなさい」
会えなくて。
会いたくて。
だけど今は、電話で話すのが精一杯で。
ねぇ、博。
今度会えたら、本物のキスをしようね。
あとがき
衝動で書きました!いつものことですが。
だって、博とキスがしたくなったんだよぉ!!(コラ)