君の指に…



 指輪。
 買ったんだ。
 サイズは君の左手の薬指と同じ。
 だけど、渡す勇気がない。
 ずっと、しまってある指輪。
 君のための指輪。
 でも、渡せないんだ。
 だって、自信がない。
 君を幸せにする自信がない。
 僕の職業は、変わっているから。
 収入は不安定。
 休みなんて、ほとんどない。
 家に帰るのは寝るときだけ。
 ひどいときには、家にも帰れない。
 …君の側にいられない。
 そんな僕が、指輪を買った。
 ずっと、君といたくて。
 君を愛しているから。
 いつか。
 君の左手の薬指にこの指輪をはめたくて。
 君の指にこの指輪が光っているのを見たくて。
 もう少し。
 せめて、もう少しだけ。
 僕が君を支えられるようになったら。
 僕が自分に自信を持ったら。
 君に、渡すよ。
 いつか、君の指に…。



あとがき
何が言いたいって、要するに博に思われてみたいだけなんだよぉ!!(壊)
なんかね、突然、思いついたって言うか。指輪が欲しくなったの。
わけわかんないですね。ごめんちゃい。