お好み焼き



~、お好み焼き食いたい~」
 晩ご飯のリクエスト。
「ゴメンっっ!!ホットプレート故障しちゃって無理!」
 准一に向かって手を合わせる。
「うそぉ!?」
 ショックを受ける准一。
 あたしだってショックだよ。せっかく准一と一緒にいるのにリクエスト通りにご飯作れないなんて…。
「うーん、ほな、お好み焼き屋さんに行こう!」
 ナイスアイデアです!准一さん!
「そうしよう!」
 二人で笑顔。
「で、。この辺で一番美味しいお好み焼き屋ってどこなん?」
 …。
「お好み焼き屋なんてあったっけ?」
 硬直。
 見た覚えがない。
「えー?何いいよるん?何件かあるやん?」
「そ、そうなの?」
 自分の家の近所なのに、時々やってくる准一よりも知らないあたしって…。
「んー、でも、どこが美味しいかわからんなぁ」
 確かに。
「仕方ないから、一番近いところにしとこか」
「そだね☆」
 久しぶりに二人でお出かけすることになった。

 准一の言う、一番近いお好み焼き屋は、あたしの予想より遥かに近かった。
 徒歩3分。
 なぜあたしは今まで気付かなかったのかがふしぎな感じがした。
「こんな近くにあったんだぁ」
 あたしは驚きを言葉にした。
は少し天然はいってるよなぁ」
 准一がからかうように言う。
「天然じゃないもんっ!」
 反撃しようとするが、准一はとぼけてかわす。
「ここ大阪風やん」
「ムシすんなっ」
「ネギ焼きあるとええなぁ」
 准一は勝手に店に入っていく。
 くそう。
 あたしの負け。
 席について、お品書きを見る。
「…やっぱないんか。ネギ焼き」
 准一は残念そうに言う。
 潤一曰く、東京にはネギ焼きを扱っている店は少なく、さらにソレが美味しい店は稀少らしい。
 あたしは、准一が作ってくれるネギ焼きしか食べたことがない。
 とっても美味しいんだけどね☆

 一枚のお好み焼きを二人で食べる。
 何かが特別なわけじゃない、最高の幸せ。



あとがき
衝撃の「東京Vシュラン」(3月6日)を見たときに、思いついたネタ。
坂本くんがあまりにも印象に残ってしまったのですが、岡田くんもステキだったんですよ~♪
って、同日のネタでいつか、長野くんも現れると思います。(ぉぃ