バイバイ



 准一が、いない。
 私の部屋に、准一がいない。
 昨日までいたのに。
 私の隣にいたのに。
 微笑んでくれていたのに。
 もう、帰ってこない。
 ここには、帰ってこない。
 私の隣には。

 昨日、久しぶりに准一に会えた。
「ひさしぶり」
 そう言って笑った貴方はどこかぎこちなかった。
「ひさしぶり」
 貴方が元気になれるように、私も笑った。
 何か聞いたら、壊れそうだったから。
 准一は、脆い。
 強そうにしてるけど、本当は脆い。
 私はそう思ってた。
 とても繊細で、傷つきやすくて。
 だから、触れない方が良いんだって。
 傷を広げちゃいけないって。
 ずっとそう思ってたのに。
 そう思ってたから。
 すれ違い。
「もう、終わりやな」
 貴方が呟いた言葉。
「准一?」
は、俺のことちゃんと見てへん」
「…何言ってるの?」
「俺は、強く何てあらへんよ?完璧なんかじゃないんやで?」
 准一は私を見なかった。
が、俺に期待しすぎるのがアカンかったんや…」
 一方的な言葉。
 ねぇ、貴方を完璧だなんて思ってなかったよ?
 私、准一に何を来期待しすぎたの?ただ、隣にいたかっただけなのに。
 准一が強いだなんて思ってなかったよ?
 みしろ、弱くて、脆い人だと思ってたのに。
 いつも一人で悩んで、抱え込んで。
 そんな准一の力になりたかったのに。
「バイバイや、
 いつも准一の隣で准一のこと見てたの。
 ずっと隣で、貴方を見てたの。
 なのに、どうして?
 准一と私、こんなにもすれ違ったの?
 私が、准一を傷つけないようにってやってたことが、准一を傷つけてたんだね。
 ごめんね。
「あいしてるよ…」
 去っていく貴方に私が唯一言葉に出来たのは、これだけ。
 もう、貴方はココには来ない。

 愛してた。
 ううん。
 今も愛してる。
 すれ違ってしまった私たちの心が交差することは、二度とないんだろうな。
 だけど。
 好きだった。
 本当に好きだった。
 今でも愛してる。
 楽しかった。
 幸せだった。
 貴方とつきあえたこと、後悔なんてしないよ。
 幸せだったもの。
 貴方が「」って私の名前読んでくれることが嬉しかった。
 もう、さよならだけど。
 会えないけど。
 ありがとう。
 ありがとう、准一。
 愛してた。
 愛してる。
 バイバイ。
 今度こそ、幸せ見つけてね。



あとがき
いやー、悲恋です。てか、わけわかめ。(古)
まぁ、深く考えないで下さい。管理人の気分が暗かったので、別れただけです。(え