和風な彼女



 もうすぐあの人がやってくる。
 ドキドキ☆
 私が彼に会えるのは月に2回くらい。
 別に冷めてるわけじゃないの。
 ラブラブなんだからっ!
 …少なくとも私はそう思っているもの。
 友達に「バカップル」って言われたこともあるし。
 なのに、あまり会えないのは彼が忙しいから。
 遠距離恋愛じゃないの。
 近くにいても会えないの。
 私の彼はアイドルだから。
 V6の三宅健。
 テレビもラジオもレギュラー番組がたくさんあるんだもの。
 スケジュールに余裕が無いんだって。
 時々しか会えないから、会ったときには私に思いつく限りのもてなしをするの。
 健くんを癒したい。
 健くんの安らぎになりたい。
 大好きだから。

 ピンポーン♪
 玄関に向かう。
「はーい。どちら様ですかぁ?」
のダーリンだよ☆」
 明るい声が答える。
 健くんだ☆
 鍵を開ける。
「入っていいよ~」
 戸を開けて健くんが入ってくる。
 私は玄関に正座している。
 健くんが私を見る。
 健くんと目が合う。
「おかえりなさいませ」
 三つ指をついてお出迎え。
 頭を上げると、健くんは顔を真っ赤にしていた。
「顔、赤いよ?」
「バ、バカッ、何だよ、いきなりっっ」
「だって、健くんが『ラブセン』で言ったんじゃん」
「え?何を?」
「『家に帰ったら、彼女が三つ指ついてたらどうする?』みたいなこと」
「あー!!言った…」
「だから、してみたの」
「そっか」
「ダメだった?」
「そんなことないけどさぁ」
「けど?」
「超照れる…」
 …。
 私と健くんは二人笑い出す。
「確かに悪くは無いんだけどちょっとね~」
「私も思った!何か違うんだよね」
「俺とには似合わないっていうかさぁ」
「そうそう!どっちかっていうと、健くんとならハグしてキスだよね~」
「それいいじゃん」
「ラブラブだね」
、今度からはハグとキスでお出迎えしてね♪」
「え~?本当にするの?」
「うん。だって、がしてくれたらうれしいもん」
「そっかー。健くんが喜んでくれるんなら何でもしちゃう☆」
「じゃぁ、決定!!」
「は~い」
 バカップルな会話をしながらリビングへ向かう。
「ご飯出来てるよ」
「今日は何を作ってくれたの?」
「んー、三つ指に合わせて和食」
、今日は和風な感じで統一?」
「そうなの」
「でも、服は着物じゃないんだね」
「だって、一人じゃ着れないし。だから、柄は和風でしょ?」
「そんなもんなんだ(笑)」
「いいの、いいの」

 健くんが隣で笑っていてくれる。
 健くんが隣にいてくれるだけで私は幸せ。
 健くんに安らぎをあげられてる?
 健くんを癒してあげられてる?
 健くんは私が隣にいても幸せ?
 健くんは私のこと好き?

 私は、健くんが大好き。



あとがき
「ラブセン」での健くんの台詞が軸になっております。
バカップルな健くんが書いてみたかったのです。
意味不明になりかけ。