cute guy



 健くんのことが大好きです。
 本当に好きなんだけど。
 なにこれ?
 いっつもいっつも。
 どうしてこんな気持ちにされるんでしょう?
、どうしたの?」
 上目づかいに私の顔を覗き込んでくる健くん。
 絶対、わかってやってる!
「あのね、健くん」
「ん?」
 あどけない笑顔で私を見つめている。
「それ、わかっててやってるよね?」
「え?何が?」
 そう言って、健くんはニヤニヤしはじめて。
 ほらね!
 やっぱわざと狙ってやってんだよ、この人!!
「ボクがかぶるとかわいいでしょ?」
 満面の笑みで、こたえてくれた。
 部屋に置いてあったミ●ーの耳カチューシャつけて。
 えぇ、似合ってますよ!
 似合ってますとも!
 女の私より何億倍も似合ってますよ!
 かわいいですよ!
「ほら、がご飯つくってくれてる間ひまだからー、なんかないかなぁって思ってたらあったからさー」
 そこに山があるから、みたいに答えないでほしい……。
「ねーねー、写メとってよー」
 はぃ?
「気に入ったから剛に送るー」
 そうですか。
 ほんと、剛くん好きですね。
 あぁ、もう、健くんの視界に入るところにおいておくんじゃなかった。
 友達と一緒にネズミーシー行った思い出話しようかな、とか考えるんじゃなかった。
 いつもより可愛くとれたかな、とか思って用意してた写メあったけど。
 どう考えても、この人にかなわない。
 男の、この人に。
「はい、これでいい?」
 画面の中の可愛すぎる健くんを、健くんに見せる。
「さんきゅー!」
 そう言って、健くんは楽しそうにメールをうちはじめた。
 そうだ、私、料理運ぼうとしたんだった。
 健くん見た瞬間に、あまりの衝撃に固まったんだった。
 ごはん。
 ごはんにしよう。
 一旦キッチンにもどって落ち着こうかな。
「あ、
 健くんに名前を呼ばれて振り返る。
「ボクが可愛いのは間違いないんだけどさ、はもっと可愛いって知ってた?」
 は?
「あとで、耳、つけてみせてね?」



あとがき
健くんの可愛さは異常。
そこが大好き。
そんな気持ちを書きました(笑)