未完成方程式7
「なんでなんや!!」
光一が長ちゃんにくってかかる。
「わかんねーよ」
長ちゃんも頭を抱えとって。
「なんや、どないしたん?」
事情は分からへんけど、なんとなくちゃんの事なんやないかって思うた。
「と連絡がとれねぇんだ」
苦虫をかみつぶしたような顔で長ちゃんが言った。
「告白した次の日に電話で『ごめん』って。そんだけ言って切りよった。その後は着信拒否や」
光一がイライラしとって。
僕の、せいなんやろうか。
僕があんなこと言うたから?
「俺も拒否られてんだよ」
長ちゃんが言う。
「なんでなんや?俺のこと嫌いなわけじゃないみたいやったのに。せめて理由くらい言うて欲しいんや」
光一は、相当ショックやったらしい。
「あ、剛!!」
「何?」
長ちゃんが何か思いついたように僕を見た。
「剛だったら携帯繋がったりしねぇかな?」
光一も僕を見る。
「いやいやいやいやいや」
二人して期待されても。
通じなかった時怖いし。
繋がった時も怖いし。
っていうか、こんな状況になってんの、僕のせいな気もするし。
そしたら、僕のこと真っ先に拒否ってると思うし。
「剛頼むよ!!」
思い詰めた顔で光一が言う。
そんな顔されたら逆らえへんやんけ。
あとがき
久々に主役の登場です。(爆)
光ちゃん久しぶりー。
主役の筈が脇役の長ちゃんと出てくる頻度同じってww