殺虫剤男2



「オマエの行きたいトコ?どこや?」
「んーっとねー、ケーキバイキング♪」
 村上くんの問いかけにはちゃんと応えるんやな。
「はぁ?オマエ、それ以上太ってどないするん?」
 む、村上さん?
 それはヒドイんちゃいますの?
 別には太ってへんし……。
「分かったわよ。別のトコにするわよ」
 え?
 スルー?
「だいたい男がケーキバイキングなんか行けるかっちゅーねん。なぁ?」
「あ、あぁ」
 が一緒なら、まぁ、かまへんのやけど。
「じゃぁ、ばるさん家」
 ……は?
「あのぅ、今、何て言わはりました?」
「ばるさん家」
 いや、そない笑顔で言われても。
「こら!!すばるに迷惑やろ?」
「だって、行ったことないし」
「村上くん家に行ったことはあるん?」
 不意に口から出た言葉。
 なんや、俺、嫉妬丸出しやんけ。
「あるよ」
 平然と応える
 どうやら嫉妬には気付かれへんかったらしい。
 ちょっと安心したけど。
 行ったことあるんや?
 そうやな。
 やっぱ、あるよな。
 この二人、仲えぇし。
「あるっちゅーより、オマエ、勝手に家に来て勝手に人ん家荒らしよるもんなぁ?」
 え?
 勝手に?
 それって、合い鍵とか持っとるっちゅーことか?
「ちょっと、失礼ねっ!ちゃんと行く時は予告してるでしょ!?」



あとがき
うい。
結局私が書くと、主人公より他のキャラのが出しゃばるんですよ。
信五愛ですよ。(ぇ