側にいたいから1
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会いたいよ。
会いたいよ。
長野くんに会いたいよ。
電話だけじゃ満足出来ない。
好きなの。
大好き。
だけど言えない。
私は長野くんにとって何なんだろう。
友達なのかな?
それでもいい。
側にいさせて。
本当はもっと近づきたいけど。
きっと長野くんは嫌がるから。
私が恋人になれないって分かっているから。
分かってるけど。
会いたい。
会いたいよ。
『もしもし?ちゃん?』
愛しい人の声。
携帯の向こうから聞こえてくる。
「長野くん。久しぶり」
『うん。ひさしぶりだね』
1ヶ月ぶりだよ。
「どうしたの?」
私にかけてくる電話の内容なんて、大体想像がつくのだけれど。
『実はさ、最近、健の様子がおかしいんだよね。何か知ってる?』
原因に気づいているくせに、何も知らないフリをするんだよね。長野くんは。
「ケンカ」
『やっぱり?』
私は、一応健くんの彼女ってことになっている。
でも、私が好きなのは長野くんなんだよ…?
「健くんって、私のドコが好きなんだろうね?」
私が長野くんしか見ていないのを知ってて愛してくれる。
健くんに、恋愛感情を抱いていないのを知っていて、私のことを恋人だって言う。
ひどい男。
けれど、優しい男。
『健は、ちゃんの全部を愛してるんだと思うよ?』
その思いは、私が長野くんを思うのに似ているのだろうか。
「変なこと聞いてごめんね」
『いいよ。やっぱり、人間って不安になることあると思うし』
不安?
私の健くんへの思いが?
違うよ、長野くん。
これは、不安じゃなくて、不満。
「ごめんね」
みんなに嘘ついてごめんね。
健くんみ辛い思いさせてごめんね。
自分の気持ちに嘘つけなくてごめんね。
『気にしなくていいよ。じゃ、早く仲直りしてね』
「分かった」
『二人はやっぱり、ラブラブじゃないとね☆なんか、しっくりこないんだよ(笑)』
私を励まそうとする明るい声。
その言葉は私に深い傷をつける。
長野くんは気づかないんだね。
「またね」
耐えきれなくなる前に別れを告げる。
『あ、うん。おやすみちゃん』
長野くんと共有する時間はこれでおしまい。
あとがき
訳の分からないモノを書き始めてしまいました。
終わるのか?これ。
つうか、オチ考えてないよ?どうしよう。