側にいたいから3
<Oneday>
朝。
健が目を開くと、そこにの顔がある。
手を繋いだまま眠っていたことに気付く。
『暖かい』
健はにぬくもりを感じる。
の身体を抱き寄せる。
「ん…?」
少しだけは眉を寄せたが、再び寝息を立てる。
「愛してるよ、」
そう呟いて、健はにキスする。
それから、健はが目覚めるまでその寝顔を愛しそうに見つめていた。
「おはよ、v」
目を開いたが、一番初めに見たのは健の微笑みだった。
「…おはよ」
掠れた声で返す。
健がベッドから出て服を着始める。
「ねぇ、朝ご飯何が良い?」
布団の中でまだ睡魔と闘っているにたずねる。
「う~ん?…ご飯とみそ汁」
健は台所へ向かうと、言われたものを用意し始めた。
一方、はベッドから這い出ると、のろのろとバスルームへ向かう。
「~?」
朝食の準備が済んだ健がを呼ぶ。
「は~い」
シャワーを浴びて目が覚めたは、返事をしながら服を着る。
健は席について、TVを見ながらがやってくるのを待つ。
「おまたせv」
スーツを着たがテーブルに近づいてくる。
「食べよ?」
「そうだね」
も席に着く。
「「いただきます」」
二人で合掌。
「ん。おいしい☆」
「ホント?ありがとぉ」
満面の笑みで健が答える。
「今日は仕事、何時からなの?」
「うーんとね、今日は昼からなの。で、帰りは多分夜中になっちゃうんだけど…」
上目遣いに健はを見る。
「何?健の家にいろっていうの?」
が呆れたように言う。
「ダメ?」
瞳を潤ませながら健が訴える。
から溜息が漏れる。
「まぁ、ここに帰ってきてもかまわないけど、私、明日も仕事あるから先に寝ちゃうからね?」
「え~~~~~~~~っっっっっっっ」
「じゃぁ、自分の家に帰る」
が落ち着いた声で言う。
「寝てていいっ!寝てていいからぁ!!」
「そう?」
の声のトーンは変わらない。
「家に帰って来たときにがいないと俺死んじゃうぅぅぅぅ」
健が冗談のように言う。
けれど、健は本当にそう思っている。
「はいはい」
は苦笑しながら食べ終わった食器を片づけ始める。
「、食べるの早くない?」
「だって時間ないんだもん。もう行かなきゃ」
「あ、ホントだ。時間ヤバくない?」
健が時計を見ながら言う。
「だから急いでるんでしょ?」
「食器、俺が洗うからいいよ。遅刻はダメでしょ?」
「そう?じゃ、お願いv」
「うんvv」
が玄関へ向かう。
健も箸を置いてその後ろをついて行く。
「行ってくるね」
靴をはいたが言う。
「うん。いってらっしゃいv」
健が微笑みながらの頬にキスする。
も健の頬にキスする。
「じゃ」
ドアを開けては仕事へ向かう。
何でもない、健との日常。
あとがき
やっぱり、謎。ごめんねぇ、健くん。
一見、ラブラブなカップルですが、この関係は正常じゃないのです。
愛があるのは健くんの方だけなんです。あはは。
わっかんね~よ!!