似すぎた二人4
坂本くんは、博の気持ちを教えてくれる。
何も言ってくれなかった博の気持ちを。
「長野は
ちゃんのこと、マジで好きだよ?きっと
ちゃんが思っている以上にアイツは君がいないとダメなんだよ」
博が私を必要としている?
他の誰かじゃなくて、私を?
本当に?
「アイツは本気にしてるけど、「飽きた」なんてウソなんだろ?今でも長野のこと好きなんだろ?」
好き。
博が好き。
誰よりも好き。
今でも大好き。
「坂本くん…」
やっぱり、坂本くんには嘘がつけない。
「…ありがとぉ」
言いながら、私は泣いていた。
坂本くんは優しく肩を抱いてくれた。
「泣いていいよ。一人で悩んでて辛かったんだろ?」
坂本くんは、優しい。
変わらない。
「落ち着いてから、これからどうするか考えればいい」
しばらくの間、坂本くんの胸で泣いた。
そこは暖かくて、懐かしかった。
「ごめんね」
坂本くんの胸から離れて、顔を上げた。
「私、バカみたいに泣いちゃった」
「いいんだよ。
ちゃんの為になるのならね」
そう言って坂本くんが寂しそうに笑った。
「坂本くん?」
「さて、どうする??やっぱりちゃんと仲直りしなきゃね?きっちり両想いなんだしさ」
「…うん」
でも、博は私に会ってくれる?
こんなに酷い女になんてもう、2度と会ってくれないよね?
博を目一杯傷つけた私を許してくれるはずないよね?
「心配すんなよ。長野はまだちゃんのこと好きだから。それに、アイツが会いたくないとか言ったところで、いくらでも俺が連れ出せるんだから」
「そう…?」
「長野には
ちゃんが必要だし、
ちゃんには長野が必要だよ」
優しく慰めてくれる。
懐かしく思った。
「俺、
ちゃんのして欲しいことなら、何でもするから。何でも言えよ?」
なんでも?
本当に?
何でも言っていいの?
「ねぇ、我が儘言ってもいい?」
「どうぞ」
坂本くんが微笑んでくれる。
「…一人になりたくないの。一緒にいてくれる?」
「いいよ」
坂本くんはそっと私の手を握ってくれた。
あとがき
んー、終わらないですよぉ。当分続きます。まーくんばっかり出てきます。
いつから私はまーくん贔屓に?…前からか。てか、この役はまーくんにしか出来ないせいだな、多分。
博とうまくいかなくなった感じを書きたくなったので。(爆)