sweet baby3
「なぁ、長野」
他の4人がいなくなった楽屋でお茶を飲んでいる30代コンビ。
「どうしたの?坂本くん。真剣な顔して」
にこにこと微笑みながら博は訊ねる。
「何があったんだと思う?」
昌行は博を見る。
「何のこと?」
博は微笑みを崩さない。
「健のことだよ」
「俺に聞かれたって分かんないよ」
博は苦笑して答える。
「そうだよなぁ…」
昌行はうなだれて考え込んだ。
コンコン
ノック音。
昌行と博が同時に視線をドアへ向かう。
「どうぞ」
博が明るく返事をする。
開くと、そこには健が立っていた。
「健?」
昌行は驚いて健を凝視してしまう。
「どうしたの?健。カミセンはもう仕事終わったよね?今は井ノ原の番だし…。忘れ物?」
健は少しの間ためらってから話し始めた。
「…話を聞いてもらいたいんだ。この仕事終わった後、空いてる?」
健は昌行をしっかりと見据えていた。
「あ、ああ」
昌行は、健が自分から話そうとしていることに驚いていた。
「じゃぁ、仕事が終わったら僕んち来てもらってもいい?」
「ああ、分かった」
昌行は健に向かって微笑した。
健は安堵の表情を浮かべている。
「ねぇ」
博が口を開く。
「今の話、俺も聞いちゃってるんだけど。どうしたらいい?」
健に向かって微笑む。
「長野君も来て。2人に話したい」
健は迷いなく言った。
「そっか。じゃぁ、俺達この仕事が終わったら健の家に行くから」
博の隣で昌行が頷いている。
「うん。ありがとう」
健は笑顔を作って、楽屋を出た。
あとがき
更新遅くてゴメンナサイ~!!!やっと3話を更新いたしました。
結構長くなりそうな予感がしてますが、これからもおつき合い頂けると幸いです。