sweet baby8



「もしもし?」
『あ…俺』
 が電話にでると、博の声がした。
「久しぶり」
『うん。そうだね』
「…何かあったの?」
 には、どことなく博の声がいつもと違うように思えた。
『健が、みんなに言ったよ。ちゃんがいなくなったこと』
「…そう」
『それから、俺が何か知ってるって坂本くんに気づかれちゃった』
「え?」
『しばらくみんなの視線が痛いかも知れないなぁ』
 おどけて言う博。
 しばらくの沈黙。
「ごめんね?」
 が小さく呟く。
『何で謝るの?』
「だって、長野くんの立場が…」
『平気だよ。それから、俺、約束は守るから安心して?』
 博の声は明るかった。
「分かってる。だから、ごめん。私のせいで」
『気にしないの!こんな事くらいで落ち込んでちゃダメでしょ?強く生きてくんでしょ?』
 強く優しい声で博がに言う。
「うん。ありがとう」
『どういたしまして』
「これからも沢山迷惑をかけると思うけど、どうか末永くよろしくおねがいします」
 が笑いながら言う。
『はいはい。こちらこそヨロシク』
 博も笑いながら言う。
『あ!そうだ』
 博が突然声を上げる。
「どうしたの?」
『あのさ、来週オフが出来たんだ。会いに行くよ』
「え?本当?」
 嬉しそうにが言う。
『うん。だって俺、ちゃんに会いたいもん』
「私も。長野くんに会いたいな」
『本当?』
「本当だよ。楽しみにしてる」
『ありがとう。何か欲しいものある?お土産に持っていくよ』
「ううん。長野くんが来てくれることが一番のお土産だよ♪」
『本当?それなら、出来る限り早く行くね』
「うん。待ってる」
 それから、少しばかり世間話をして二人は電話を切った。



あとがき
前回と博が違うとか思った人多いでしょうね。(汗)
私の中ではあくまで同じ博なんだけど…。