sweet baby10
が健の前から去って2ヶ月以上経った。
仕事が忙しく、健はを十分に捜すことが出来なかった。
健も博も、何事もなかったかのようにメンバーと過ごしていた。
ただ、明らかに健は仕事に身が入っていなかった。
「健っ」
博が仕事が終わって帰ろうとする健に声をかけた。
「次のオフっていつ?」
「え…?」
健は足を止めて博を見た。
「会うのは無理だけど、声だけならいいってちゃんが言ってるんだよね」
博のその言葉に、ほかのメンバーも動きを止めてしまった。
「…?」
健は動けないでいる。
「お前、ちゃんと連絡とれてんのか…?」
昌行が呆気にとられた顔のまま声を漏らす。
「そうなんだろうね」
まるで他人の事のように応じる博。
「…火曜日」
健の細い声が部屋に響く。
「次の火曜日の夕方までならあいてる」
「わかった。じゃぁ、火曜ね。時間とか決まったらまた連絡する」
博は自分の荷物を持って部屋を出ていこうとしている。
「じゃぁ、お疲れ」
いつもの笑顔を博はメンバーに向ける。
「ちょっと待てよ!!」
剛が叫んだ。
「どうなってんだよ!?ワケわかんねーよ!ちゃんと説明しろよ!!」
「悪いけど、俺からは何も話せないんだ」
「何だよそれ!」
「俺はちゃんが望むようにするだけだから」
それだけ言うと博は振り返りもせずに帰っていった。
「…なんやねん博。何があったんや?」
准一が呟く。
「すっげー健に冷たくない?」
剛が言う。
「長野くんはいつでもメンバーの事を考えてる人だよ。だから多分、ああいう態度も全部健のためなんだよ」
快彦は博の出ていった扉を見つめる。
「健」
昌行が健の前に立つ。
「俺も、一緒にいくから」
「…え?」
「ちゃんのことは、もう、健一人の問題じゃない。お前、自分がどんな仕事のこなし方してるか自分でわかってるよな?V6全員の問題なんだよ」
「…ごめん」
健がうつむく。
「長野には俺から言う。いいか?俺も行くからな」
有無も言わさない強さで昌行が言う。
そして、健はうなずいた。
あとがき
久しぶりに更新。とろくてごめんなさい…。
あと2話くらいでおわる予定です。今年中に最後までUPします。
って、やっぱ遅。