微熱03



 好きという気持ちだけでは、結婚出来ないのだと知った。
 恋愛と結婚は別のものだと、オレは、そう思うしかなかった。


 雑誌の撮影。
 続いてインタビュー。
 今日はちょっと辛かったかな。
 過去の恋愛話とか、きかれて。
 オレ、のことしか出てこねーし。
 だけど、言えないし。
 今じゃ健の奥さんだし。
 インタビューが終わって、楽屋に戻る。
「ただいま~」
 言いながら入ると、なんか妙な雰囲気。
 健が携帯を片手にテンパってる感じ。
「どうした?」
 オレが訊ねると、岡田が答える。
さんから電話なんだけどさ。ちゃんに何かあったらしくて」
 健は「どうしよう、どうしよう」とそればかりで。
 気づいたら、携帯を奪っていた。
「おい、。オレだ。どうした?」
『え?あ?なんで?』
 今にも泣きだしそうな声で、は困惑した返事をしてくる。
「今、6人一緒に仕事してんだよ。いいから。どうしたんだ?」
『う、うん。あのね。がすごい熱で。どうして良いかわからなくて』
 熱?
「病院に連れていったのか?」
『今日、日曜日だから、かかりつけの小児科あいてなくて、電話も繋がらないのぉ』
 微かに、の泣き声も聞こえる。
「落ち着け。、落ち着くんだ」
 健もも、パニックになっているらしい。
 …どうする?
「今からオレが行く」
「え?」
 オレの決断に首を傾げる健。
「健、お前はまだインタビューが終わってないだろうが。オレはもう仕事がないから、オレが行く」
「そうだね。そうしたほうがいいと思う」
 長野がオレの言葉に同意してくれる。
「健、仕事が終わったら連絡しろ」
「うん」
 大丈夫か?
「坂本くん、はやく行ったほうがいいよ」
「あぁ」
 長野がいるんだし、大丈夫だよな。
「坂本くん!」
 健に呼び止められる。
を、お願い」
「分かった」
 返事をして出ていく。
 早く行かないと。
 だけど。
 焦っちゃダメだ。
 落ち着かないと。



あとがき
ええと、うーんと、元彼はまーくんです。(ぇ
あー、相変わらずおかしなもの書いてゴメンナサイ。