微熱06



 好きという気持ち。
 きっと、いろんな種類があって。
 だけど、みんな似てて。
 私が、抱いてる「好き」は、一体どれなんだろう。
 まーくんが好きという気持ちは。

ちゃん、もう平気なの?」
「うんっ!すっごい元気」
 岡田君が、遊びに来てくれた。
  が熱を出してから初めてだから、気になるのは分かるけど。
 もう一月経ってますよ?
ちゃん、おいで」
 岡田君が呼ぶと、 は嬉しそうにハイハイして彼の元へ。
  はV6のメンバーには本当によく懐いてる。
 結構人見知りのハズなんだけど。
さん、どうしたの?」
「え?」
 突然なに?
「なんか、疲れてるみたいに見えるんだけど」
 言われて近くの鏡を見る。
「そうかな?」
 全然分からない。
「かなりさん辛そうに見えるよ?」
 嘘。
 自覚がない。
 何でだろう。
「健くんも疲れてるみたいだし、育児疲れ?たまにこうやって遊びにくるだけの僕らには楽しいだけで済むけど、親はそうもいかないもんね」
 疲れてる?
  を育てることに?
 自分の娘なのに?
「もしかして、自覚なかった?」
「うん」
 考えてみれば、私、少しずつおかしくなっていたかもしれない。
 健くんも。
「このまえだってさ、 ちゃんが熱出したとき、二人共パニックになってたよね?今までだって ちゃんが熱出したことはあるはずなのに」
 確かに。
 今までだって、休日に医者に行ったことがある。
 だけど、あんなに慌てたりしなかった。
「そっか、私、疲れてたんだ…」
「健くんもね」
 微笑む岡田くんの腕の中で、 も笑ってる。
 天使だ。
  が、天使に見えた。
 頬を冷たい感触が伝う。
 なぜか、涙が流れた。




あとがき
そのうち終わるかと思います。そのうち。
あと何回かかるのかなー。(ぇ