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「あいたい」と思うだけなら
あなたにきっとココロが届かない


 好きな人。
 岡田准一。
 V6のメンバー。
 芸能人。
 私と面識がない人。
 本当はあるけど。
 きっと、彼は覚えていない。
 もう一度会いたくて、コンサートへ行った。
 だけど、違った。
 私の好きになった彼と。
 そこにいた彼は。
 アイドル。
 私の知らない人だった。

 私の知っている岡田くんは、普通の人。
 知らなかったの。
 テレビとか、あまり見なくて。
 気づいたのは、彼がデビューして3年も経ってから。
 私が好きな人。
 片思いし続けている人。
 中学生の頃の淡い思い出。
 隣のクラスのオカダくん。
 さりげなく優しくて。
 ちょっぴり他の人と違ってて。
 面白いところもあって。
 全部好きになった。
 だけど。
 いつの間にか、彼はいなくなって。
 彼がどうしていなくなったのか、誰にも聞けないまま。
 月日は流れた。
 だけど、忘れられなくて。
 他の人を好きにならなかった訳じゃない。
 それでも、いつもオカダくんが基準で。
 彼と比べてどうかって。
 そんな私だから、彼の方が愛想を尽かして逃げていった。
 私が悪いって分かってはいる。
 だけど、どうしてもオカダくんが忘れられなかった。
 最後に付き合った人に言われた。
「オカダとやらとくっつけば?」
 ハッとした。
 その時には、V6の岡田くんがあのオカダくんだって知っていた。
 だけど、思い浮かべたのは中学生の時のオカダくん。
 会わなきゃいけないと思った。
 思い出なら、それでいい。
 だけど、今の私にとって、オカダくんは思い出じゃない。
 昔のオカダくんへの思いをいつまでも引きずっている。
 心の何処かで、今でも。
 思い出にしてしまえばいい。
 そうすれば、変われる。
 きっと、私はオカダくんの影を追わなくなる。
 このままじゃ、私、先に進めないから。



あとがき
突然始まった連載です。
長野君と三宅君しか連載したこと無かったので、岡田君で出来るか不安ですが。
っていうか、これ、去年の夏コンの帰りに東京駅で書いていたんですよねー。
まぁ、途中まで書いて放置してたのをせっかく見つけたので最後まで書いてみようと思います。
お付き合いよろしくお願いします。