contact-04
「あのさ、さん」
なんだか、申し訳なさそうに岡田くんが私を見る。
「はい」
「さっきも言ったけど、他のメンバーがさんのこと、気になってるらしくてさ」
「はい」
「楽屋で、待ってるんだよね」
…は?
楽屋で待ってる?
誰が?
「会ってもらえる?」
岡田くん以外のメンバー?
って、V6のことだよね?
「そ、それ、いいの?」
岡田くんとも殆ど接点がないような私が、岡田くんだけじゃなくて、他のメンバーとも会うだなんて。
「ええんやって」
アイドルって、もっと、近づきがたいものじゃないの?
さっき、私がステージの上に見た6人は、別世界の住人だと思ったのに。
「行こう、みんなが待ってる」
どうして?
私、忘れに来たのに。
諦めに来たのに。
コンサートを見て、岡田くんはオカダくんとは違うと思った。
私も変わったけど、オカダくんも変わったんだって。
もう、どこにもいないんだって。
諦めることが出来た。
忘れることが出来る。
そう思っていたのに。
私の目の前に、岡田くんがいる。
光の中の岡田くんは、遠い世界の人だったのに、目の前にいる。
時々、昔のオカダくんがダブってしまう。
こんなハズじゃなかった。
どうしよう。
私、今の岡田くんのこと、好きになっちゃいそうだよ。
本当に、いいの?
このまま、岡田君と一緒に行っていいの?
「さん?どうしたん?」
岡田くんが振り返る。
「なんでもない」
けっきょく、私は岡田くんと一緒に楽屋に向かってしまった。
あとがき
次回、6人揃います。
ぶっちゃけ、次回までが夏に書いたのの改稿です。
ってことで、その後を考えてません♪(マテ