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なんだかんだで、結局V6全員と一緒に夕食をとった。
もしかして、これ、打ち上げっていうヤツなのでは…?
よかったのかな?私がいて。
だけど、すごく楽しかった。
さっきまで、ステージの上にいた人たちが普通に話しかけてくれて。
信じられないを通り越しちゃったのか、受け入れることが出来てる。
自分でも変だと思うんだけど。
きっと、岡田くんのせい。
一緒にいたのは短い時間だったけど、オカダくんはここにいたんだって思い始めてて…。
「なぁ、みんなでもう一軒、もう一軒行こうぜ」
「はいはい、いいから!もう帰るよ?何時だと思ってるの?ごめんね、ちゃん。バイバイ」
坂本くんを引きずりながら長野くんが去っていく。
「ちゃん!!絶対また遊ぼうなっ!!」
井ノ原くんがその後を追う。
「じゃぁな、ちゃん」
森田くんがニカッと笑って、岡田くんの背中を叩いた。
「ちょっと、剛くん痛いやんか」
すこしすねたような顔をしている岡田くんは、少し嬉しそうで。
すごく、仲の良い仲間なんだなぁって思えた。
「じゃ、あとは二人でごゆっくり~」
三宅くんは笑って、剛くんと同じタクシーに乗った。
残ったのは、私と岡田くん。
「なんか、ごめんな」
突然岡田くんが謝った。
なんで?
「ほら、予定と全然違って、なんやえらい騒がしくなって…。迷惑、かけたやろ?」
「そんなことないよ。すごく楽しかった」
本当に楽しかった。
それに、V6と一緒にご飯が食べることができて迷惑に思う人間なんていないと思う。
「あのさ、今度、ちゃんと二人でメシ行かへんか?」
「え?」
今日のは、偶然みたいなもので。
もう二度と、テレビやステージの上から降りた岡田くんに会うことはないんだと思っていたのだけれど。
オカダくんに再会できただけじゃなくて、また、会う約束?
だめだよ。
これ以上一緒にいたら思い出の中のオカダくんじゃなくて、今目の前にいる岡田くんのことを好きになってしまいそう。
「イノッチとか酔っぱらいが絡んじゃって迷惑かけたんちゃうんかなって思うんや。なんや、コンサートの後でみんなテンション高かったし」
「そんなことないってば」
これ以上、一緒にいたら本当に好きになっちゃう。
相手は岡田くんだよ?
アイドルなんだよ?
「罪滅ぼし言うたらおかしいかもしれへんけど、今度は静かなところで昔の話せぇへん?今日は話せへんかったし」
そんな簡単に誘わないでよ。
この先、何度も岡田くんにあえる保証はないんだよ?
好きになってしまったら、どうしたらいいの?
昔みたいに、オカダくんみたいに、会えないまま思いを引きずり続けることになるかもしれないのに?
「だめ、かな?」
心でシグナルが鳴り続けているのに。
私をのぞき込んでくる岡田くんの瞳が綺麗で、うなずくことしかできなかった。
あとがき
次回、岡田くんはでてこないかも!?
っていうか、もしかして、これ、今までで一番長くなる?
やめてー!!疲れるー!!(ぇ