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 今、何て?
 岡田くん、今なんて言った?
「なんで黙っとるん?」
 ツヨシくんが、私の顔をのぞき込む。
「ご、ごめん。やっぱり突然言うもんやないよね」
 岡田くんが慌てて否定しようとする。
「あ、あのっ」
 なんとか声が出せた。
「だって、私、10年ぶりにあったのに、どうして……」
 でも、言葉は続かなくて。
「また言い訳しとる」
 ツヨシくんが少し怒って言った。
「岡田は、言い訳せんかっただけや。正直に言っただけや」
 それは、どういうこと?
「俺、10年前からさんのこと、好きやった」
 岡田くんが、また耳を疑う発言。
 私と、同じ?
「二人ともな、10年間ずっと両思いやってん」
 ツヨシくんがニヤリと笑う。
「は!?両思い!?」
 岡田くんが驚いたように声をあげる。
「え?さん、俺のこと好きなん!?」
 そっか、私言ってないんだ。
 まだ、岡田くんに何も言ってないんだ。
 10年前から、一度も気持ち伝えたことないんだ。
「ほら、あのアホに言ってやってくれへん?」
 ツヨシくんの言葉に、私はゆっくりうなずいて。
 ずっと、ずっと思っていた。
 10年前に、雨の日に、私が傘がなくて困っていた日。
 傘を貸してくれた人。
 優しい人。
 忘れられなかった人。
 やっと、伝えられる言葉。
「好きです」



あとがき
終わらせました!!!!
長かったwwwwwwwww
長編はもっと計画的に書くよう努力しますw