失恋3
「一体どうしたっていうのよ?」
俺の前に勝手に座り込んだ女は、俺の目の前で言葉を並べる。
俺の目に映っているのは、女という物体。
「准から剛がおかしいって相談されたのよ? 珍しいことに」
余計なことをするヤツもいる。
めんどくせぇ。
「たかが女一人に振られたくらいで何よ」
たかが?
女一人?
目の前の物体をにらむ。
こいつは、何も分かっちゃいない。
なのに。
「あの女はよしなさいって初めに言ったじゃない」
こいつは、正しいことだけを言う。
嫌なやつだ。
こいつが何と言おうと。
みんなが何と言おうと。
俺には、大切だった。
女一人のために、こんなに落ち込む俺なんてありえないけど。
どんなに酷い結末になろうと、かまわなかった。
俺だって、少しは分かっていた。
こんな日が来ることを。
けれど。
予測通り訪れた別れは、思った以上に辛くて。
そのつらさだけが今の俺を形成していて。
後悔なんかするはずない。
未練ならあるけれど。
離れていった女は、後悔も未練もないと言った。
「それでも、好きだったんだよね?」
優しい声がした。
目の前に女がいる。
見たこともない、穏やかな顔をして。
いつの間にか。
頬に涙が伝っていた。
あとがき
さて、この続きはもうほんの数行しか書いていないのです。
次回更新はいつになるのか!?
むしろ続き書けるのか!?
期待せずにお待ち下さいww