失恋4



 だっせぇ。
 散々泣きまくって、泣きまくって。
 やっと気持ちが落ち着いてきたけど。
 ダサイことこの上ない状況に気付く。
 女一人にふられたくらいで。
 引きこもりになって、無気力になって。
 関係ない女の前で泣いて。
 しかも、子供みたいに。
 ヤバイ。
 顔を伏せている俺。
 上げることができない。
 一体どんな顔して目の前の女に話しかければいいんだ?
「お茶でもいれてくるね」
 俺の変化に気付いたのか、そうじゃないのか。
 わかんねーけど、タイミング良く立ち上がってキッチンへと消えた。
 はぁ。
 何の溜息だか分からないけど。
 冷静になればなるほど、俺の中には恥ずかしさが溢れてくる。
 どうすればいい?
 女にふられて、それを岡田の彼女に喝いれられて?
 ダサ過ぎだろ、俺。
 だけど。
 このまま下を向いていても仕方がないわけで。
 どんなにダサくても、俺は、コイツが来なければ、もっとおかしくなっていたかもしれない。
 それは分かってる。
 恥ずかしいし、腹も立つけど。
 言わなきゃならない言葉がある。
 言いたくないけど。
「お茶、いれてきたよ。飲む?」
 俺は、ようやく顔をあげた。
「あぁ」
 返事をして受け取ったカップは、暖かかった。
「なぁ」
 言いたくないけれど。
「ん? 何?」
 悔しいけれど。
 言わなくちゃならない。
「ありがとな」



あとがき
うし、強制終了完了!!(ぇ