幸せなキモチ。



 ただ逢いたくて。
 ひたすら並んだ。
 友達に誘われて。
 ひたすら並んだ。
 なんだか予定と違うけど。
 たまには悪くないと思うの。
 きっと流れ作業だから。
 私に気づかないと思うの。
 だから。
 平気だよね?
 内緒で握手会に参加しても。
「ね!!あとちょっとだよ!!」
 私が昌行の恋人だなんて知らない友達は、健くんのファンで。
「よかったね。健くんと会うの楽しみにしてたもんね」
 そう言って笑う私は、なんだか友達を裏切っているような気分。
 ううん。
 ここにいるファンのみんなを。
 だけど。
 私は昌行を愛してるから。
 誰より愛してるから。
 離れたくないから。
「ごめんね、。強引に誘っちゃって。だけど、一人で来る勇気無かったの」
 申し訳なさそうに言う友達。
「こんなチャンスめったにないって言ってたじゃない。参加したかったんでしょ?」
 明るく返答。
 私は、彼女にとって「V6ファン」の友達じゃない。
 彼女曰く、「V6のことを話して理解してくれる」友達らしい。
 普段、私はV6の話題を避けてしまうから。
 本当は、気になって仕方ないんだけど。
 ボロがでちゃいそうだから。
 まぁ、もし「昌行と付き合ってる」って言っても頭のおかしな女って思われるだけかもしれないけど。
「あ!!」
 友達が声を上げた。
 目の前にV6が並んでいた。
 思った通り流れ作業で。
 私は、うつむいたまま握手をした。
 顔を上げる勇気はなかった。
 気づかれるのも気づかれないのもイヤだった。
 みんなの手だけ見てた。
 それでも、昌行の手だけは。
 すぐにわかった。
 私の、一番知ってる温もりだから。

「もう、すごく幸せ!」
 会場の外に出たら、友達は満面の笑みで。
「よかったね」
「うん!一生の思い出だよ!、一緒に来てくれてありがとう!」
 私も。
 幸せ。
 久しぶりに昌行に会えたから。
 例え、昌行が気づいてなくても。

 握手会に参加した日の夜。
 メールを受信した。
「来てただろ?」



あとがき
今更ながら握手会ネタwwww
去年更新すべき物を最近UPしすぎですねw
ゴメンナサイ。