おいしくない料理



「おたく、少しは料理上手くなれば?」
 なんて失礼なっっ!!
 確かに、私、あんまり料理は出来ないけど、剛が作れって言うから慣れないこと一生懸命してるんでしょ!?
 スーパーとか、コンビニとかで総菜買ってきた方が私だって楽だし、美味しいのよっ!
「…食べなくていいよ」
 静かに怒る私。
「…」
 剛は無言のままで不味そうに食べ続ける。
 …何なのよ。
「食べたくなかったら食べなきゃいいじゃないっ」
 遂にキレる。
「あっそ」
 食べ続ける剛。
 何だっていうのよぉ。
 ちょっと冷たすぎない…?
「もぉ、やだぁ…」
 思わず涙が零れる。
「何泣いてんだよ」
 しれっと言う。
 悪びれもしない。
 私のこと嫌いになったの?
 私は剛にとってどんな存在なの?
「何で、私の言うこと無視するの?」
「はぁ?してねーよ」
「してるじゃないっ」
「どこが」
 剛の声は落ち着いたまま。
 全然トーンが変わらない。
 それが、私を苛立たせる。
「私の料理、美味しくないんでしょ!?」
「そうだな」
「食べたくないなら無理して食べないでよ!」
「無理なんかしてねーよ」
「え?」
「食いたいから食ってんだろ?」
 剛が微笑んでる…?
「なんで…?」
「美味しい飯、作れるようになれ。俺が毎日食えるくらいの」
「何言って…?」
「鈍感」
「何言ってのか全然分かんないよぉ」
「恥ずかしいこと何度も言わせんなよ」
 剛の顔、赤い…?
「恥ずかしいこと…?」
 ワケわかんないよぅ。
「だからっ!!花嫁修業させてやってんだろ!?」
「え?あ?うそぉ?マジ?」
「何だよ、ソレ」
 剛が苦笑してる?
「プロポーズ!?」
 思わず叫んでしまいました。(汗)
「うっせぇ!!」
 顔を真っ赤にして剛が言う。

 ねぇ、剛。
 私が、料理をちゃんと作れるようになったら、結婚してくれるんだよね?
 私、幸せだよ。
 剛は口数少ないから、私、いろいろ誤解してしまうことがあるけど。
 ずっとずっと一緒にいようね。



あとがき
望さんへの「キリ番50人目」小説です。
Javaじゃないし~。でもちゃんと剛くんだからね~。
意味不明なのは愛嬌ってことで~。うふふ☆(壊)