おやすみ
「!」
博の声で目を覚ます。
「こんなとこで寝てたら風邪ひいちゃうよ?」
そういえば、テレビ見てて…。
記憶が途切れてる。
一体いつ寝ちゃったんだろう。
「ほら、布団で寝なきゃ」
博に支えられて立ち上がる。
そして、ようやく気づく。
「…おかえり」
博は今日、仕事だったんだもん。
ココにいるって事は、帰ってきたってことで。
「ただいま」
博に引きずられる感じで布団までたどり着く。
「遅くなるから先に寝てていいって言ったのに…」
博が呟いた。
「だって、会いたかったんだもん」
博の手を握る。
あったかい。
「そっか。ありがと」
博が笑って。
そしたら、安心して眠くなって。
「おやすみ、」
博の声がして、手の温もりが消えた。
ちょっと寂しかったけど、博はまだ帰ってきたばかりだから。
ご飯は食べてきたかもしれないけど、お風呂とか入ってないわけだし。
仕方ないんだ。
分かってるもん。
ふと、温もりを感じる。
自分がまた眠っていたのに気づく。
隣に、博のぬくもり。
気持ちいい。
博の背中に抱きつく。
あったかい。
良かった。
博が寝返りを打った。
すごく近くに、博の顔がある。
目は開けてないけど、暖かさで分かる。
ね。
私、博のことが好きだよ?
博はどう?
ずっと、博の近くにいたいの。
ずっと側にいて?
愛してる。
博は、どう思ってるの?
「」
え?
思わず目を開ける。
博は寝たまま。
寝言だと気づく。
私の名前を呼んでくれた。
幸せそうな顔で寝ている博。
ねぇ。
あなたの夢の中に、私が出てきたんだって思っていいの?
「…」
博が私の名前をつぶやく。
嬉しい。
ずっと、側にいてね?
「ずっと、一緒に、いような」
…うそ。
博?
ありがとう。
私、幸せだよ。
ずっと、ずっと、一緒にいようね。
あとがき
ずいぶん遅くなってしまいましたが、みほりんさんへの献上品です。
ごめんなさい…。
ゾロ目28888人目☆ってことで!