夢オチ。
何故か、隣に三宅健がいる。
おかしい。
絶対おかしい。
何で?
「でも、本当によかった!”さんって本当にいい人だね!」
「あ、アリガトウゴザイマス」
ファンの子の家に泊まろうとか、そういう企画がテレビであるとかで、家にきたらしい。
信じられる?
ココ、東京じゃないし。
いや、そういう問題でもないか。
なんでTV局は私の家を選んだのか…。
確かに、インターネットの番組アンケートで取材協力可って答えたけど。
今日一日、健くんと近所の探索をして、さっきは私の部屋を中心に家の中を撮影して。
とりあえず、取材班は撤収。
健くんだけ、私の家に残って寝るらしい。
撮影はデジカメ。
健くん本人が撮るらしい。
で。
現在、夜の12時。
もうそろそろ寝ないと、明日学校の私は辛いわけで。
しかし、寝られない。
だって、隣の布団にいるんだもん。
誰って、三宅健。
健くんだよ!?
大好きな健くん。
コンサートで、どんなに遠くも会えるだけで幸せになれるのに。
横にいる。
むしろ、背中合わせに寝ようとしてますけど!?
「ね、さん、僕のファンなんだよね?」
「は、はい」
突然、どうしたんだろう?
「今、どんな気持ち?」
「え!?ド、ドキドキですよ!?」
おかしな返答だ。
だって、仕方ないじゃん。
一日一緒には居たけど、テンパったままだよっっ!!
「僕も、ドキドキしてんだ」
「…え?」
健くんも?
「だって、ファンの子と、こんな近くで話したりしたことなんて、ないもん」
「そうなんですか?」
「そ-なの」
じゃぁ、今日一日、ずっと緊張していたのは、私だけじゃなかったんだ…。
「ね、明日はさ」
「あ、ハイ」
「フツーの友達みたいになろーね」
「え?」
「ダメ?」
「いえ!嬉しいです!!」
「よし、じゃぁ、そういうことで」
「はい」
「もう、こんな時間だ!寝なきゃね。おやすみ」
「おやすみなさい」
朝起きると、隣には誰もいなかった。
やっぱ夢だよ、夢。
夢オチ。
都合よすぎるもん。
制服に着替えて台所へ向かう。
「お母さん、おはよー」
中をのぞくと、そこにいたのは…。
「あ、オハヨさん」
健くんだ!?
あとがき
いかさんへの受験合格お祝い小説です。
入学祝いになる前に更新。ギリギリ…。ごめんなさい。
でも、本当におめでとうございます!!