おでかけ
今日はお兄ちゃん達が私を迎えに来てくれます。
お兄ちゃんと言っても、本当の兄妹ではありません。
ちょっとした知り合いの年上の男性3人組です。
遊びに連れていってくれる約束をしたのは結構前。
ちゃんと約束を守ってくれるお兄ちゃん達に感謝。
仕事で忙しい3人のお兄ちゃんが、私のために時間を割いてくれる。
とっても光栄なこと。
校門の前で車を止めて待ってくれているハズのお兄ちゃん達の元へダッシュ!!
あ!博くんの車だ!
車の助手席のドアを開けて乗り込む。
「お疲れ、
ちゃんv久しぶり」
私の大好きな、博くんの笑顔vv
「
ちゃん元気~?」
「久しぶり」
後部座席から快くんとまーくんも挨拶してくれた☆
「久しぶり!!私は今日も元気だよ♪」
バックミラー越しに返事をしながらシートベルトを締める。
博くんが車をどこかに向かって運転し始めた。
「ねぇねぇ、今日はドコに連れていってくれるの?」
お兄ちゃん達に訊ねる。
「秘密v」
快くんが楽しそうに答える。
「え~?ケチぃ」
顔を膨らませてスネる。
「取り敢えず、今からショッピングに行くぞ」
まーくんが教えてくれる。
「ショッピング?わ~いvv何買うの?」
「
ちゃんの服を買うんだよ」
博くんが運転しながら答える。
「ホント!?あ、でも、お金あんまり持ってないや…」
財布の中には3000円しかない。
「心配すんなって!俺達のおごりだから」
快くんの優しい言葉。
「ありがとうvでも、悪いよ」
「俺達が
ちゃんに服を買いたいだけなんだからさ。遠慮なんてしなくていいよ」
まーくんが笑って言う。
「うーん。有り難いんだけどさ、私に甘すぎない?っていうか、甘やかしすぎ!」
「いいの、いいの」
お兄ちゃん達が笑う。
まぁ、3人が楽しいなら、それでいいか。
でも、ショッピングってドコに行くんだろう?
お兄ちゃん達と行ったら目立っちゃうよなぁ。
それこそ、私の服ってことは若い女の子が行くところだよね?
ファンの人とか、思いっきりいる場所なんじゃないの?
大丈夫…じゃないよね?
でも、考えなしにお兄ちゃん達が行動するはずないから、何か策があるんだろうけど。
なんて考えてると、車が駐車場に入っていく。
…え?
ここ、某有名ブランドのお客様専用駐車場なんですけど?
嘘でしょ?
「着いたよ
ちゃんvv」
博くんが車のエンジンを切りながら言う。
まさか、本当にこの店に入るの?
一般人の立ち入れる場所じゃないって!!
私みたいな子どもの来るところでもないよ!
しかも、私、制服だし!?
それ以前にお兄ちゃん達も相当ラフな格好だよね?
まーくんはTシャツにGパン、博くんはパーカーにパンツ、快くんなんてジャージ着てるし。
こういう店って、そういう服装で入って大丈夫なの!?
「行くよ、
ちゃん」
まーくんが助手席のドアを開けて私を降ろしてくれた。
「ありがとう」
「おう」
微笑んでくれる。
先を歩くお兄ちゃん達の後ろに着いていく。
…やっぱりこの店には入るんだ。
3人は自然に入店。
さすがだ。
快くんが入店をためらっている私の手を引いてくれる。
店員さんは、あまりにも場違いな格好をしている私たちに驚いている。
当然だけど。
でも、お兄ちゃん達は気づかないのか、平然と婦人服の一角へ向かう。
「
ちゃん、どんな服が好み?」
博くんが言った。
「こんな高い服貰えないよぉ」
思ったこと正直に言ってみた。
「気にしなくていいんだよ。買いたいのは俺達だし、金払うのも俺達なんだからさ」
まーくんが言う。
「ねー、こんなのどうよ?」
快くんが背中の大きく開いたパーティドレスを持ってきた。
「背中開きすぎでしょ?」
博くんが言う。
私もそう思う。
「わざわざ他の男に
ちゃんの美肌を見せてやる必要ないだろ?」
…まーくん何言ってるの?
「っていうか、それって単に井ノ原の趣味だよね?」
的を射た博くんの発言。
「じゃぁ、こんなのは?」
快くんはさっきよりは少し大人しめのドレスを見せる。
「あっちの方がいいんじゃない?」
博くんがショーウィンドウを指す。
あのぅ、もしかして買っていただける服ってパーティードレスなのですか???
なんで?
買ってもらっても着ることないって!!
…なんて私が思っていることに少しも気づいていないお兄ちゃん達。
ダメだ。
私そっちのけで、あーでもない、こーでもないって言い合ってる。
自分たちが買いたいだけっていうの、本気だったワケね?
店員さんも呆れてるよ…。
「ねー、
ちゃん、コレがいいんじゃないかって話が落ち着いたんだけど、どう?」
博くんがドレスを見せて言う。
「いいよ~vv」
一目で気に入ってしまった。
やっぱりお兄ちゃん達は私の好みをしっかり把握していらっしゃるようで。(笑)
「じゃぁ、コレに合わせて他のも揃えるか」
快くんが楽しそうに言う。
「取り敢えず、靴からだな」
まーくんが言う。
3人がわいわい楽しそうに移動していく。
私はその姿を見ながら少し後ろをついていく。
「あの3人ってV6の…」
女性店員さん達の横を通った時、ちょっぴり聞こえてしまった。
ばれてるよ…。
まぁ、ばれない方がどうかしてるけど。
3人ともはしゃぎすぎだし?
でも、店員さんは騒いだりしない。
っていうか、気づいたそぶりさえ見せようとしない。
まぁ、こういうお店って、芸能人とかいっぱい来てそうだしね。
やっぱり慣れてるんだろうなぁ。
とにかく、そういうテンションで、私はお兄ちゃん達にトータルコーディネイトされてしまいました。
しかも、全部身につけさせられてます。(汗)
「うん。お姫様登場だねv」
博くんがにっこり笑って言うの。
「もとが可愛いコだから、ドレスアップしたらホントお姫様ね~♪」
快くんがもともと細い目を更に細くして言ってくれる。
「うん。なんだか自分じゃないみたい☆」
鏡に映った私は別人みたいに着飾っていて、でも、それは自分で言うのもナンだけど、似合っている。
気分はもうシンデレラ。(恥)
「では
姫、参りましょうか」
まーくんが私に向かって片手を差し出す。
王子様だぁ。(爆)
なんとなく、流れでその手を取った。
「でも、行くってどこに?」
っていうか、この格好のまま行くのでしょうか?
「秘密なんだなぁ、コレがv」
快くんが言いながら、私のあいた方の手を取る。
これじゃ、「両手に花」じゃなくて、「両手に王子様」だよ。(笑)
「じゃぁ、俺、金払ってくるね」
博くんが店員さんを呼ぶ。
「おう。ほら、俺のカード」
まーくんが博くんに渡す。
「あー、俺のも」
快くんも博くんにカードを渡す。
「これ全部を均等に3で割ってカードで支払いたいんですけど」
博くんがみんなのカードを店員さんに渡す。
「長野!鍵!」
まーくんが博くんから車の鍵を受け取る。
「先に車に乗ってようねvv」
快くんがまーくんと一緒に私をエスコートしてくれる。
お兄ちゃん達が一体ドコに私を連れて行こうとしているか分からないけど、3人が一緒だから、きっと楽しいよね。
あとがき
トニセン3人に甘やかされてみたい~!!!!!!!!
…なんて願望を文章にしてみました。(苦笑)
っていうか、ものすご~く中途半端に終わってますね。
もしかしたら続きを書くかもしれません。可能性低いけど。
だって、細かいこと考えてなかったから続き書いたら矛盾だらけになりそうなんだもんっっ☆