ドライブ
久しぶりにに会った。
いつも通り、居酒屋で待ち合わせ。
なんだか知らないけど、妙に上機嫌で。
わっかんねーけど。
この前会った時は「長髪が嫌だ」とか「髭が嫌だ」とか無茶苦茶不機嫌だったくせに。
まぁ、が機嫌良いのは俺も嬉しいけどさ。
でもなぁ。
「ねぇ、昌宏。ドライブ行かない?」
「は?」
突然口開いたかと思えば…。
もう、ビール頼んだんですけど?
「何?オマエが運転すんの?」
でも、も酒を注文してたよな?
「それ、意味無いじゃん」
真顔で返してくる。
「んじゃ、どぉしてぇーんだよ」
ほんっと訳わかんねー。
俺、ビール飲むからな?
止めても飲むからな?
今日はこのビールを飲むために仕事を頑張ったんだからな?
「今日じゃなくていいもん」
あ、なんだ。
「だったらいいけど。どうしたんだよ、突然」
ドライブとか、行きたいなんて一度も言ったことなかったくせに。
「べっつに」
言葉とは裏腹に、の顔がゆるんでいる。
そんなにドライブに連れて行って欲しかったのか?
「オマエ、俺の運転姿見たら、格好良くて惚れるぞ?」
まぁ、光一ほどじゃないかもしれないけどな。(笑)
「ぷっ」
は?
何でソコで吹き出す?
「あり得ないよ、その台詞」
何だって?
「キザな台詞は俺の専売特許だろうが!」
「あはは。それはそうかもしれないけど」
が今までキザな台詞で笑った事なんてなかったよな!?
「何で笑ってんだよ!?」
もう!拗ねちゃう!!(可愛い子ぶってみる)
「ゴメンゴメン」
謝りながらも笑うのやめねーし。
ありえねー。
「何がそんなにおかしいんだよ?」
本気で拗ねるぞコノヤロー。
「だって、車を運転してる昌宏が格好良くて惚れるっていうのはありえないなぁって」
言いながら、まだ笑う。
酷くねぇ?
「はぁ?おマエ、俺を誰だと思ってんの?」
「マツオカマサヒロ」
分かってんじゃん。
俺様の格好良さには女が「キャー格好いいー」とか言いながら寄ってくるのよ?
その俺様をつかまえて「格好良くて惚れるっていうのはあり得ない」とか言うのよ?
そんなことを言うのがあり得ないっつーんだよ!
「だって昌宏、運転うまくないじゃん」
「はぁ?」
何でそうなる?
「つーかオマエ、俺の車に乗ったことねーじゃん!」
「ないね」
そうだよ!
ねーんだよ!
なのに何で下手とか言われなきゃなんねーんだよ!
「だけど、DASHで見た」
ん?
DASH?
「バック、壮絶だったね」
バック?
あ!
「あれ!?」
やっべー!
放送されてたのかよ!
そうだよな、あんだけ下手だったらネタになるよな。
「是非とも生で見たいなぁ♪」
そうか!
だからコイツずっと笑ってたのか!
なんだよ。
俺、無茶苦茶格好悪いじゃねーかよ。
最悪だな。
「ぜってー車乗せてやらねぇ!!」
これ以上恥かけるか!!
「えー乗りたいのにぃ~」
「絶対嫌!!」
コイツ、ムカツク!
「テレビで見ただけでも可愛くて惚れちゃいそうだったのに」
は?
今なんて言った?
「マジ?」
「あ、お酒来たよ~」
「お、おい!」
無視すんな!
「ほらほら、飲も?」
「だからっ!」
人の話を聞けっつーの!!
「いらないなら、ビール貰っちゃうよ?」
「ダメ!!」
って、何即答してんの、俺。
「はいはい。じゃ、かんぱーい」
「かんぱーい」
って、流されてるし。
ま、いっか。
さっきの言葉の真意は後で聞こうっと。
あとがき
いやぁ、DASH見ていてもたってもいられなくなってねぇ。
もともと結構好きなんだ、マボ。
可愛すぎるマボに乾杯♪(壊)
っていうか、別人?
ところで、この二人って友達?恋人?←考えて書け